生理痛の辛さ
生理痛は人によってその症状が様々ですが、症状の重い人は毎月一週間近く辛い時期を過ごしています。
軽い倦怠感がある程度という人もいれば、腹痛や腰痛で日常生活に支障をきたすほどに不調を感じる人もいます。
中にはイライラや憂鬱、怒りっぽくなったりストレスフルになったりと精神的な症状を伴うこともあり、生理が始まる前からこのような症状に陥ることもあるのです。
一般的に、生理痛というのは生理の直前から始まることが多いと言われています。
生理の前になにがしかの不調を感じ、そこで生理が来ることを察知するということが多いのです。
その後、生理初日が一番辛く、二日もすればほとんど落ち着くというのが一般的な生理痛の流れです。
成人女性の中で、このような生理痛のない人は1割程度、残りの人は軽度から重度まで何かしらの生理痛を感じています。
それなのに、ほとんどの人が対処法として特に何もしていなかったり軽く休息を取る程度の対策しかしていないと言われています。
痛みに対してすぐに薬を飲むのは良くない、我慢すべきなどといういわれ方もされますが、我慢をする必要は決してありません。
人によって症状が異なるように効果的な生理痛の緩和方法も異なります。
様々な方法の中から自分に合った方法を探して上手に付き合っていくことが重要です。
生理痛への対処法
日常生活の中で、簡単にできる生理痛を緩和する方法が様々あります。
まずは体の中でも特に下半身を冷やさないような生活をすることが重要です。
足の露出を減らしたり、クーラー対策に膝にブランケットをかけたり、お腹や腰を温めたり、体を締め付けるような服装をやめるだけでも下半身が温かくなり生理痛の緩和に効果的です。
お時間がある方は、こちらもどうぞ。
>>冷えは生理痛の原因!体を冷やさないで生理痛をやわらげる|美容・健康 お悩み解決WEB
また、精神的にも安定した状態を作ることが大切です。
ストレスを溜めないようにすることはもちろん、体のリラックスのためにもストレッチのような運動を心がけることが効果的です。
自分なりにストレス発散や精神を安定させるコツを見つけておくと上手な息抜きができるようになり心の状態を整えるのがうまくできるようになります。
もちろん、このような日常的なケアをしても生理痛が治らないという人もいます。
そのような場合には我慢をせずに薬を飲むようにしても問題ありません。
鎮痛剤を飲んだり、女性ホルモンを整える薬であったり、漢方薬であったり、薬には様々な種類があります。
即効性の高いものであれば鎮痛剤ですし、体の中から変えていきたい場合には漢方薬が効果的です。
漢方薬も婦人科で処方をしてもらうことができますし、保険適用することができますから、気になる人は市販のものを飲むのではなく医師の指導のもと飲むことがお勧めです。
生理痛は人によっては起き上がれなかったり仕事に行けなかったりといった日常生活にも支障が出るような重症の場合があります。
このような場合には婦人科系の病気を患っている可能性がありますから医師の指導を受けて症状の原因を確認しておくことが望ましいです。