摂南大学の概要

摂南大学は1975年に設置された私立大学で大阪府寝屋川市にあります。
元々は1922年に創設された関西工学専修学校を母体とする学校法人常翔学園によって運営されている大学であり、1962年に設立された大阪工業高等専門学校を改組して誕生しました。

元々工学専修学校からスタートしているということもあり、当初は工学部のみの大学でした。
それが学部の新設や改組を行なって現在は7学部13学科5研究家を擁する総合大学へと変化しています。

摂南大学の特徴

摂南大学は1年生から少人数制のゼミ教育を行なっていることが特徴です。
薬学部と看護学部は担任制が取られていますし、ゼミは1クラス10名程度の少人数制で指導がされています。

このような少人数制が取られることで、日々の指導はとてもきめ細やかで学生の個性や能力を重んじた指導が可能です。
そして、4年間一貫したゼミ教育をすることで基礎の習得から専門領域まで段階を踏んだ学習が可能ですし濃密な人間関係の構築もできます。

大学の4年間というのは小学校から高校までとは違って専門分野に取り組みますし個人での活動することも増えていきます。
そのような学びの中で不安なことや相談したいことがあった時、ゼミ教育がされていると相談できる身近な存在を生むことができるのはとても貴重です。

摂南大学の理工学部

摂南大学の理工学部は大学の特徴であるゼミ教育の中でも特別な取り組みをしています。
それは、教育体制がJABEE(日本技術者教育認定機構)の認定プログラムであることです。

現在、建築学科と都市環境工学科、機械工学科、電気電子工学科の一部コースが認定を受けています。
このコース認定を受けると修了者は国際基準を有する技術者と認定されるものです。
そのため、大学ではさらに別の学科も認定されることを目指しています。

このような教育体制を敷くことで、学内ではとても充実したカリキュラムで学生の限られた時間で濃密な指導がされています。
この教育では国際的に通用する技術者の育成が目標です。

整った学習環境

大学生のうちから高度な研究に取り組んでいることも摂南大学の理工学部の特徴としてあります。
国際学科では研究内容だけでなく発表をするための英語力も必要です。
そこで、理工学部では学部の専門内容だけでなく徹底した英語教育に力を入れています。

また、実用化に向けて進んでいる先端技術の研究も盛んです。
魚のうろこを使ったバイオ燃料電池、小児用の補助人工心臓、釘やネジを使用しない接合技術などが実際に進められてきた研究であり、大学の研究室でありながら、このような社会を変えるような画期的な技術を生み出す先端技術の実用化に向けての取り組みが進んでいます。