京都大学の特徴

京都大学では各学部の専門科目と全学部共通科目と呼ばれる一般教養の科目を学びます。
この一般教養は必修の科目と合わせて選択することができるもので、時間割に合わせて受講することができるものです。

このような一般教養内容については分離に関係なく受講できるものであり、学部を超えて学ぶことができます。
そして、一部の学部の授業については学部外の専門科目単位についても専門授業の単位に代替することも可能です。
これによって京都大学では学部の隔たりが少なく、学ぶ意欲があれば他学部の科目についても自主的に学べ幅広い教養を身につけることができます。

また、京都大学は自由な学風としても有名です。
この自由というのは勉学に臨む姿勢について学生個人に委ねられているということを意味します。
授業では原則出席も取らないですし、やる気のある学生につては留学制度もありますし、教授のフォローが手厚くされているためにどんどんといろいろなことを学ぶことが可能です。

このような自由な校風であると、学生が勉強しないことを不安されてしまうこともあります。
しかし難しい試験を乗り越えてきた学生たちの集団ですから、そのようなことはなく自由な学風の中で自主的に学び成果を修めている学生が多いです。
その実績として多くの優秀な人材を輩出しています。

工学部の特色

京都大学工学部の指導は京都大学の特徴でもある自由な校風の元で学問の基礎を重視する指導です。
自由な学風であるため既成概念にとらわれず物質の本質を自分で見ることを目標とした指導が進められて言います。
そのため、自由と言っていますが学問については厳しさが求められており、それが学問の基礎を重視することにつながっていると考えられています。

工学部というのは応用を主体とするものと思われがちです。
そのため基礎を重視するという言葉は工学部の特色とは違う印象を受けてしまう人もいます。
しかし、基礎を学ぶことが将来に向かっての応用や技術の発展といったものを可能とするものなのです。

理学部の特徴

理学というのは自然現象の原理や法則といったものを探求する学問であり、その活動で人類の知的財産として文化発展と人類全体の生活向上や福祉に貢献するという側面があります。
大学の本質である自由な雰囲気の元で学問的活動を重要にしており、新しい学問分野の創造にも取り組んでカリキュラムが組まれているのが特徴です。

その結果として卒業生から4名のノーベル賞受賞者と2名のフィールズ賞受賞者を輩出しているという実績を残しています。
自由な学風で将来の理学の発展や応用、普及のための知識を身につけることができる学生が集まっており、それぞれの適性や能力に合致した専門分野を見つけていくという教育が実践されています。