2016年にWITI日本支部が立ち上がった
理系の業界の中でも最も勢いがあるのがIT関連業界です。
まさに日進月歩の勢いで技術が進んでいますし、事業規模も世界的に非常に強い拡大を見せています。
その中で、IT関連の職に就いている女性を支援するWITI日本支部が2016年に立ち上がりました。
このWITIとは国際的な組織で、IT関連業界で働く女性をサポートするという活動を行っています。
実際にIT業界でキャリアを持つ先輩が、この分野で働いている、もしくは働こうとする女性の相談に乗って、より良い仕事ができるように助けるなどをしています。
また、ITに携わる企業と提携して、女性が働きやすい環境を作るように助け、IT女子を増やすというのも大事な活動です。
WITI日本支部の日本での働き
日本でも理系の職種における女性の活躍が多くなっていますが、それでも欧米に比べると割合的にはまだまだ少ない状況です。
そのため、WITI日本支部としても日本国内のIT女子がより活躍できるように様々な支援を行っています。
たとえば、IT女子同士が一堂に会して、お互いに情報交換するというイベントを開催しています。
IT女子として、どんな問題があるのか、どのようにそれらの問題を解決しているのかなどを話し合うことによって、問題を共有すると共に、より快適に仕事ができるようなアドバイスをもらうことができます。
さらに、第一線で働いている女性が講演を行うなどして、女性がIT業界で活躍するためにできることなどを聞くことができます。
こうした支援があるということを理解するだけでも、心強い思いを持つことができますし、企業にとってもより女性が働きやすい環境とするように促されるものとなります。
WITI日本支部に協賛する企業も増えてきている
WITI日本支部は、単にIT女子同士で集まってイベントをするだけでなく、この活動を協賛してくれる企業を集めて、業界全体でIT女子が多くなれるような働きかけもしています。
協賛企業としては、大手企業も名を連ねていますので、次第に大きな影響力を持つようになっています。
たとえば、WITI日本支部に協賛している企業としては、ヤフーや日本オラクルなどがあり、IT業界をけん引する企業がこの活動を支えていることが分かります。
理系教育を受ける女性の割合は高くなっていますし、実際にIT業界で活躍する女性も増えていますので、こうした動きを受けて一層IT女子が働きやすい職場環境が実現されていくことが期待されています。
また、こうした変化を見てさらに多くの女性がこの業界に入ってくるというのも、これから期待されるポイントだと言えるでしょう。