大学でも職場でもリケジョが増えている

女性の働く仕事の種類というのは、時代と共に変化していますが、現在はかなり理系の仕事に就く女性が多くなっています。
この傾向は大学においても同じで、教育現場と職場の両方でいわゆるリケジョが増えているのです。

その理由は、やはり昔に比べると女性が出産などを経験しても、そのまま企業に留まって働き続けられる環境が少しずつ整ってきているということにあります。
また、理系の教育を受けると、ある程度専門分野が絞られてきますので、これがしたい、という思いを実現しやすくなり、自分で自分の将来を決めることができるというのも大きな理由となります。
ただなんとなく大学に行って就職をするというよりも、将来これがしたいという具体的な考えを持つ女性が多くなってきているとも言えます。

理系で働く女性の強みとは?

女性が理系の職種で働くことには様々なメリットもあります。
まず、たいがいの理系職種はスキルに専門性があり、その分野での専門知識や実務経験があると、キャリアを形成しやすいという点です。
実力が客観的に評価されやすいため、男女の差なく昇進がなされますし、たとえ出産などでブレークを置いたとしても、しっかりとしたスキルがあれば復帰もしやすいのです。

また、女性ならではの感性でできる仕事も多いという点も挙げられます。
特に開発関連の職種では、柔軟なアイディアが必要となることも多いですが、今まで男性中心の職場だったため今までにない新しい考え方を提案しやすいというのもメリットの一つと言えるでしょう。
さらに、薬剤師や医師などの分野では、より患者さんに寄り添った形で仕事ができるというのも女性ならではの強みとなっています。

女性を取り巻く環境の変化と将来

どの分野においても女性の活躍が目立ってきていますので、大学でも職場でも女性を受け入れる態勢を強めています。
研修を行う時にも、女性向けの内容の講義を実施したり、女性が行いやすい実習項目を設けたりしています。
さらに、職場環境そのものも女性が働きやすいように、利用する機器やオフィス用品などを女性に合わせたものにしているケースも見られます。

一層福利厚生の面で女性が働きやすい職場を作るように多くの企業が心掛けていますので、これからさらに女性が活躍できる場が広がっていくでしょう。
工業系などは、いかにも男性向けの職場という雰囲気でしたが、今では女性が働きやすいように利用するツールなどを改善しているケースも増えていますので、どの分野においても女性の活躍が見られるようになることが期待されています。
特に理系では、それぞれのスキルの高さが客観的に評価の対象となりますので、優秀な女性がより高い評価を受けられるようになっていくということにも注目できます。